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戦後日本の独特の医学・医療の発展(医の倫理、研究開発、国民皆保険など)の背景に、日本人の優秀性に加え、礼儀、勤勉、質素、忍耐、惻隠の情(思いやり)や会津藩の「什の掟」にあるような“嘘を言ってはなりません”“卑怯な振る舞いはいけません”など日本の誇るべき精神文化「武士道」があったと思います。日本の若者は、この素晴らしい文化を再認識して、国際人の道を歩んでください。英語は大事ですが、その前に人間性と内容こそ重要です。
(「日本の医道と武士道」)
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前愛知医科大学理事長、名古屋大学名誉教授。ハーバード大学眼科研究所を経て、名古屋大学医学部眼科教授、国立感覚器センター所長を歴任。専門は網膜疾患の診断と治療、「三宅病」を発見。眼科学の臨床・研究のかたわら、日本の誇る精神文化を大切に良医の育成に取り組んでいます。
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